コマド

コマド

体、本、子育てのはなし。風通し良く。

背中を丸めている方が気持ちいいとき

 

人の体をみさせてもらっていて、

背骨はやっぱりきちんとした位置できちんと伸びているに越したことはない

ということを人よりも実感する機会が多い私ですが、

 

背中を思いっきり丸めて寝てみたり座ってみたりするのがどうしようもなく気持ちいい時ってあるのです。

 

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自分の大切なところが守ららているような気持ちになって、通常であれば背中を丸めると浅くなる呼吸が深くなるような感じがする。

 

丸めると息を吐くほうが優位になるからかなあ。

吸うのはやりにくいけど気持ちよく吐けるのかもしれません。

 

 

もちろん後には伸ばすようなストレッチをしますが...

 

いいんですいいんですたまには〜

 

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息をして過ごせたらいいんですけどね

 

お盆が終わるとほっとするのは私だけでしょうか。

みんなで集まったりして楽しいんですけどね。

 

なんだかようやく感情の波が落ち着いて、体も楽になってきました。

 

ほっとするってことは、その前に無意識に息を止めてるんですよね。浅くなってる。

 

 

息がつまるとたまった息がため息として出る。

息を詰めて仕事をするから息抜きが必要になる。

 

でも”詰める”と”抜く”の両極端の繰り返しは身体にも精神的にも負担なのです。

 

本当は息をするように仕事が出来たらいいんですけどね。

 

治療してると自分の息の仕方が結果に出るので気をつけたりしてましたが、最近おろそかです。

 

呼吸して生活しよ〜う。

 

 

この本に呼吸のことよく書いてあった気がします。

海・呼吸・古代形象―生命記憶と回想

海・呼吸・古代形象―生命記憶と回想

 

 

 

 

 

イライラと背骨

こんにちは。

ブログタイトルなどなど変えちゃいました。

勝手な気分転換です!

 

それもこれも暑さのせいなのかここ数日訳のないイライラがつのっていました。

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イライラと落ち込むような気持ちは交互にやって来て、

息子を寝かしつけてお茶を飲んでもいい香りを嗅いでも一時しのぎのようなものでした。

 

息子が一緒のときは態度に出さないようにしていた一方で、こどもの敏感さはばかにできないと申し訳ない気持ちもありました。

 

 

イライラとどう付き合えばいいんだろうと考えていたけれど、どうなんですかね。

向き合っていくよりやり過ごす感覚の方が合っているんですかね。

 

 

ちなみにイライラは胸椎に表れるんじゃないかと思っています。

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丸で囲ってあるあたりです。

 

ヒステリーな女性は胸椎をみるとなんとなく合点がいきます。

 

自分でイライラしている時もそこらへんが硬くなってきて、その次に首が硬くなってきて...

 

なので最近は肩甲骨や背骨を動かすストレッチを多めにやってます。

 

暑いからなのかなあ。穏やかに過ごしたいものですねえ〜。

 

 

背景とモノ

 

5ヶ月になる息子はモノによく興味を示すようになりました。

 

棚にモノ、たとえばペットボトルが置いてあったとして、

私はペットボトルをみます。

(あー手を伸ばして倒れたら危ないかなあ)とか(ちょっと息子の手には大きいなあ)とか、そんな事を考えるわけです。

 

でも息子は棚に手を伸ばして触り始めるのです。

 

棚は私にとっては背景だけど、息子にとっては背景じゃないんだなあという。

 

同じものを見ていて違う景色を見ているんだなあと思うと、とても不思議な感覚です。

 

多くの赤ちゃんがそうであるとおもうのですが、今は

  • 目立つ色のものや光るもの
  • 動くもの
  • 人の顔

を優先して見ます。

 

これからモノに意味付けがされる事でどんどん見方が変わってくるのだろうとは思うのですが、

 

その人にとっての背景とモノはどのようにして決まるんだろう〜

と考えると不思議な気持ちになりますね。

 

 

生物から見た世界 (岩波文庫)

生物から見た世界 (岩波文庫)

 

 

 

これ読み直そうと思います。ヒントがあるかも。

 

 

天気が悪くなると関節が痛くなるのはなぜか

 

令和初の台風が近づいてきていますね。

よく、

膝が痛むから天気悪くなってくるかも...

とか言いませんか?

 

なぜなんだろうか?というお話です。

 

いろいろ説はありますが、結論を言いますと

「関節の中の圧が高まるから」です。

 

 

関節はなにで出来ているのか

関節が痛い〜と言うものの、関節ってなんでしょう。

関節はご存知のとおり骨と骨との連結部分です。

 

関節にもいくつか種類がありますが、膝や肩や背骨など多くの関節はこのようになっています。

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滑膜という膜で囲まれた袋のようになっているんですね。

 

そしてその袋は滑液(かつえき)という潤滑液で満たされています。

 

滑液が少なかったり、うまく働かなかったりすると軟骨のすり減りや、いたみにつながります。

 

ちなみに一説によると、荷重の9割以上をこの滑液の力で支えているという研究もあり、一般的にはマイナーな存在ですがとても大切なものなのです。(骨で支えているのは荷重のうちたった3%なのだとか。)

 

ちなみのちなみに、関節の本質は滑液を含むこの空間にあるのだと個人的には考えています。

生物の発生からみても、骨の発生より前にこの空間があり、この空間なしに骨は存在し得ないのです。

 

 

関節の中の圧力と外の圧力の関係

そのことからも分かるように、袋の中の液体からは内から外へ向かって一定の圧力がはたらいています。

 

一方で外から内に向かっては大気圧がはたらいています。

 

低気圧が近づいて雨が降りそうになると、大気圧は低くなります。

 

そうすると関節の中の圧が相対的に高くなります。

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健康な関節だと、周辺の組織に柔軟性があり、滑液の吸収の仕組みも上手く働くので痛みはでませんが、

 

以前の怪我や老化により周辺の組織が硬くなっていたりすると関節の中の圧が周辺組織を圧迫し、血流も悪くなり、痛みや重くなる感覚が生じるのです。

 

天気に左右されないためには

天気に左右されない関節にするには、普段から関節の周りをやわらかくしておくことです。

 

痛くなってからさするのではなく、

普段からさするようにして皮膚や筋肉をやわらかくしたり、ストレッチをしたり、

少しずつを毎日やる事が大事です。

 

やわらかくするポイントは部位によって違いますが、

例えば膝であれば

膝の後ろ側や、内側の少し上のところを軽くほぐしたり、

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足から膝へ付く筋肉があるので足首をやわらかくしたり、つま先立ちをしたりなども効果的です。

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梅雨ももう少しでしょうか。

雨の日も快適にすごせるように毎日少しずつやれると良いと思います。

 

諸説あるとはおもいますが、ストレッチをする意味、からだをやわらかくする意味が少し変わるのではないでしょうか?

 

少しでもお役に立てれば幸いです。

 

ヘルニアの人はどれだけ股関節がよく動かせるかが分かれ目です

先日母から、


「知り合いの息子さんがヘルニアで手術したんだけど、病院でリハビリがほぼないらしくて...

生活や自分でやるリハビリどうしたらいいんだろう。」


との連絡が。

 

世間では『手術はするけどリハビリは自分で頑張ってね!』な所もまだまだあるみたいです。


自分で何に気をつけたらいいんだろう...って悩みますよね。

 


ポイントがあるんです。

 


ヘルニアの手術後、気をつけるポイントは

(手術後に限らず!)


いかに腰を丸めずに、股関節を動かして生活するかです。

 


ヘルニアは、腰の自然なカーブがくずれた状態で力を入れたり、その姿勢を長くとることで生じることが多いです。

 

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腰のカーブがくずれた状態では筋肉が上手く力を発揮できません。

そうなると、本来筋肉で支えるべき負荷をすべて骨や靭帯、椎間板といったものたちで支えることになります。

それらに負荷が繰り返しかかり続けた結果、構造がこわれてしまいヘルニアになるのです。

 

 


例えばものを持つ時に..背中を丸めて持ったりしてませんか?


負荷がかからない持ち上げ方は、

腰のカーブを保ったまま、股関節を曲げて行うやり方です。

 

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(画力...泣   どうか伝わってほしいです。)


こうすることで、腰の骨に負荷が少なく、背中やお尻の筋肉で支えて持ち上げることが出来ます。


 下に手を伸ばす時、顔を洗う時なんかもそうです。

 

下に手を伸ばしたり、ものを持とうと思ったら、股関節と膝を曲げてから背中を曲げるよう、動く順番を意識するといいです。

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もうひとつの重要ポイントは足の裏のどこでふんばるかです。

 

股関節を使うには足の裏にもポイントがあります。

 

踵にたくさん体重がかかってませんか??

 

踵は地面から紙一枚分浮かす

ようにして動作を行うと腰が丸まりにくくなります。

 

 

痛みが引いてきたらこんなエクササイズもおすすめ↓

前に体重をかけたままコントロールする練習です。

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また、座った姿勢では立った姿勢の何倍も腰に負担がかかると言われています。

座りっぱなしをさける

長く座る時は休憩をして立ち上がったり軽い運動をはさむことも効果的ですね。

 

 

 

まとめると

  • 腰は伸ばしたまま股関節を動かしましょう。
  • 足の前に体重をかけて踏ん張ってみましょう。
  • 座りっぱなしは避けましょう。

 

 

なにかすこしでもお役に立てれば幸いです。

 

 

 

 

赤ちゃんが見せてくれるもの

晴れた日には4ヶ月になる息子をベビーカーに乗せてさんぽに行きます。

 

公園の木陰で休憩するのが好きです。

 

息子も木陰が好きみたいで、上を見上げてよくきゃっきゃしています。

 

なにがうれしいんだろうと思って見上げてみると...

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息子の目線から見上げた景色。

 

枝が揺れると葉と葉のすき間から太陽がきらきらしてきれい。

 

自分一人だったら見上げなかったなあ。

 

 

赤ちゃんが見る先にはきれいな灯りがあったり、きれいな景色があったり。

 

いろいろな発見がありますね。